指しゃぶりを辞めさせたいと思っている親御さんは多いのではないでしょうか。
辞めさせようにも、睡眠前や遊んでいる時など様々な場面で見られる指しゃぶりをどんなふうに辞めさせるべきか悩むところですよね。
小さなころはいいのですが、大きくなっても続けてしまう子がいます。
指しゃぶりをする子どもの気持ちを考えてみましょう。
何かが見えてくるかもしれませんよ。
指しゃぶりをする子は歯並びが悪くなるということをよく耳にしますよね。
そんな理由もあってやめさせたいと思われるお母さん方も多いでしょう。
でも実際は科学的にそんな証明はされていません。
指しゃぶりをして歯並びが悪くなる子もいるでしょうが、全てそれに当てはまるとはいえません。
指しゃぶりをしていない子どもでも、歯並びが悪い子がいます。
つまり、確実ではないということです。
そう考えるとやめさせたい気持ちが少しは落ち着くのではないでしょうか?
指しゃぶりをする子どもにはパターンがあります。
楽しいと思える遊びが、見つけられない時に見られる指しゃぶりです。
この指しゃぶりの対策は簡単です。
その子の発達にあった遊びが目の前にあれば、指しゃぶりを辞めて集中して遊びだします。
発達にあった遊びは、子どもにとって楽しくて仕方がない遊びです。
そんな遊びを見つけてあげることが一番の近道ですよ。
新しい環境に入ると不安を指しゃぶりで表現する子どもがいます。
いつも一緒にいた存在(お母さんなど)と離れたときの不安から指しゃぶりをする子もいます。
これは不安を感じてのことですから、指しゃぶりをなくすのは容易ではありません。
逆に不安がなくなれば、指しゃぶりも自然となくなります。
その不安が環境の変化であれば、その環境に慣れるとともに自然に改善されていくでしょう。
「お母さんに甘えたいのにできない」
「気持ちを押し殺している」
という状況のお子さんは意外と多いことを知っていますか?
兄弟が産まれてお母さんとの関わりが今までと変わったり、教育ママのもと育ち気持ちを充分に表現できていないなんてこともあります。
このような指しゃぶりの対処法は、気持ちの解放です。
泣けない子どもには、泣いてもいいんだよと伝えてあげてください。
甘えたいと感じている子どもには、スキンシップを大切にしてあげてください。
スキンシップは言葉がなくても気持ちが伝わる、魔法の行動なんですよ。
指しゃぶりを見かけると、すっと口から取ってしまう姿を見たことがありますが、あれは大きな間違いです。
子どもにとって、指しゃぶりは気持ちの表現の1つです。
それをふさいでしまうと、どうやって子どもは気持ちを表現したらいいのでしょう。
強制的に辞めさせるのは、得策ではないということを頭に入れておいてください。
指しゃぶりを辞めさせるには、その原因を探りあてて解決してあげることです。
原因がなくなれば、自然と指しゃぶりもなくなっていくのです。
指しゃぶりを、早く辞めさせたいと思うお母さんの気持ちはよくわかります。
でも、子どもの気持ちを思うとそれはNGな子育てですよ。
気持ちに寄り添って、子どもが素直に気持ちを表現できる環境を作ってあげてください。
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