子ども同士を遊ばせるとトラブルになっちゃうことってありませんか?
おもちゃは沢山あるはずなのになぜか友だちのおもちゃをとりにいってしまいませんか?しかも友だちからおもちゃをとったのにもかかわらずすぐにあきてそのおもちゃを手放してしまうことも・・・
お母さん同士の手前、遊ばせないわけにもいきませんがケガをさせない・・・といろんなことを考えると他の子とあそばせること自体、悩んでしまいますよね。
では、そもそもなぜ子どもはそんな行動をとってしまうのでしょうか?子どもの行動をひも解くと様々なことがわかってきます。
産まれてすぐの子どもの遊びはまず自分自身であそぶことからからはじまります。手を振ってみたり、足をくわえてみたりとあそびは様々ですが、おもちゃであそぶことはあまりしません。
そのうち成長とともにだんだんと視野が広がり、おもちゃであそぶようになりますがまだ1人遊びがメインです。周りは全く見えていません。
そんな1人の世界で遊ぶ世界で生きてきた子どもが、もうすこし成長すると友だちの行動が見える様になります。
つまり、友だちのおもちゃを取ってしまう理由のひとつには遊びが成長し友だちの行動がみえるようになり興味がわくようになったということがいえるのです。
では、おもちゃを取ってしまう時の子どもの気持ちはどんなものなのでしょうか?
子どもが友だちのおもちゃ取ってしまうのは「おもちゃ」が欲しいからとおもいませんか?でもそうではないのです。子どもが取ろうとしているものは「遊び」なのです。
詳しく説明すると、子どもは友だちが遊んでいる姿をみて楽しそうと思います。それをしてみたいとも思います。でも「遊び」自体を取ることはできませんよね。だから取れる物であるおもちゃを取ってしまうのです。
それが、おもちゃを取った後の子どもの行動でわかります。おもちゃを取った後、すぐにそのおもちゃを使わなくなってしまいませんか?つまり、遊びをとりたくてとったけど遊ぶ方法がわからずにすぐに辞めてしまうのです。
こんな行動にはどうすればいいのでしょうか?ほったらかしにすると相手にケガをさせてしまうかもしれないですし、子どもの行動をとめてしまうと泣き喚く子もでてきます。押しても引いてもダメとはこのことと思っているお母さんも多いことでしょう。
まずは子どもがどんな気持ちからおもちゃが欲しくなってしまうかを理解してあげてください。そのことで大人自身の思わず怒ってしまう感情が少し和らぐはずです。
そして次に大事なのはその遊びを子どもに提供してあげてほしいということです。おもちゃが2セットあれば問題解決だとおもいませんか?つまりおもちゃを取らなくてもいい状況をつくってあげることが大切ですね。
【まとめ】
子どもは友だちのおもちゃを取ってしまうのは必然といえますね。おもちゃを取ってしまう子どもの心境は、遊びの成長とその遊びがしたいという気持ちだったということですね。
大人からすると「なんで友だちの遊びを取ってしまうんだろう」と思ってしまいがちですが、そんな理由があったということが理解できるとすこしは気持ちが落ち着くのではないでしょか。
子どもの気持ちを理解して、怒らなくてもいい行動に変えてあげてくださいね。