子育てと共働きを両立するために

子育てと共働きを両立するために

共働きをしている家庭での悩みでよく聞かれるのが「子どもにとって本当に共働きでいいのかな?」ということです。子どもが我慢していないだろうかと悩んでおられるお母さんやお父さんは沢山います。

そこで今回はそんな、共働きの家庭の子育ての悩みについてお答えしましょう。

【子どもとの時間】

共働きですと、必然的に保育園に子どもを預けますよね。そうするとどうしても子どもとの時間が少なくなってきますよね。子どもと一緒にいる時間があっても家事で追われてしまって、十分に愛情が注げていないのではないかと思っているお母さんも多いでしょう。

悩んでいる時に限って子どももわがままになったり、保育園でトラブルをおこしてしまったりすることもありますね。そんなことがあると余計に、共働きをしているから子どもと関わる時間が少なくなってこんな風になるんだという結論に達してしまいます。

【大切にすること】

共働きは本当に愛情が足りていないというのでしょうか?そんなことは決してありませんよ。子どもに愛情を伝えることに関して、共働きかどうかは全く関係ありません。

子どもとの関わりでとても大切なことは、子どもとの関わりの質です。日常でどんなことをポイントとするのかを抑えておきましょう。

・保育園のお迎え時

お迎えの時はお母さんも疲れていると思います。しかも早く家に帰って家の事がしたいと思ったり、ここでしか会えないママ友との会話が楽しかったりとそれぞれに事情はあるでしょう。

でも考えてみてください。お母さんもそうですが、子どもは保育園にいる間お母さんに会えないわけです。お迎えが来る間、お母さんに会いたくても我慢しているのです。そんな気持ちを考えると、お迎えの時はどんな対応をするべきかおのずとわかりますよね。

お迎えの時は、まず「ただいま!!」と声をかけて子どもを抱きしめてあげてください。荷物をセットするよりもまず子どものことです。「会いたい」という気持ちを全身で受け止めてあげることが大切ですよ。

・保育園の話をきく

保育園の話をしたくてうずうずしている子も沢山います。かといってそんな時間がないということもありますよね。でも、移動中はどうですか?手や目は子どもに向いていなくても、会話をすれば気持ちは子どもの方をむくはずです。

保育園から家に帰る道中が一番てきしていますよ。自転車でも車でも口は動かせますよね。でもあまり質問攻めは禁物ですよ。子どもが話すペースを守って聞き手になってあげてください。

・食事シーンを大切に

忙しいあまり、食事が自分でできる年齢になると1人で食事をさせている場面がありませんか?でも食事の時間って楽しく会話することのできる時間ですよね。TVを見て食事を済ませてしまうのではなく、一緒に食事の席にいてあげてほしいと思います。

その時にたとえ会話がすきなくても、「一緒に食事をしている」ということが「自分自身を見てくれている」という感覚になるのです。

一緒に食事をするのが忙しいために難しいと思うのであれば、簡単なものを一緒に食べてあとから時間がある時にゆっくり済ませてもいいんです。要は一緒に同じ時間を過ごす事です。

【休みの日の過ごし方】

休みの日は子どもと関われる絶好のチャンスですよね。休みの日のたびにいろいろなところに遊びに連れて行ってあげている家庭をよくみかけます。子どものために楽しい所に連れて行ってあげたいですもんね。

でも・・・実は子どもの気持ちは少し違うかもしれません。休みの日の過ごし方は子どもの気持ちと大人の気持ちのずれが生じやすい部分です。

子どもはお母さんとお父さんと過ごす時間が楽しいと感じるのです。自分だけを見てくれている時間を必要としているのです。ということは遊園地や映画館などでなくても公園で一緒に遊ぶことで気持ちは満たされるということですね。しかも、遠出をすると疲れがたまったまま次の一週間がはじまるころもしばしばです。

遠出をする回数を減らして、子どもとべったりくっつける時間をつくることが子どもの本当の望みですよ。

【まとめ】

子どものためにとしていることが、裏返しとなってしまっているケースというのはよくあることです。今からでも十分間に合います。子どもとのゆっくりした時間をすごすようにしてくださいね。

Posted in: 幼児/子供育成