親や先生に怒られても、友だちと何かあっても自分の気持ちをうまく表現できない子が増えてきています。
「どうして気持ちを言わないの?」とイライラしてしまうこともあるかもしれませんね。
ではなぜ、自分の気持ちを表現できないのでしょうか。
性格ももちろん関係がありますが、そこには育ってきた環境も大きく影響しているのです。
上手く自分の気持ちを表現できる子になってもらう為に、今から対策をしていきましょう!!
子どもには言い訳がうまい子、自分の意見だけおしつける子、相手の意見をきける子などなど様々です。
我が子はこのままでいいのかと考えてしまう親御さんは多いかもしれません。
そんな中、一番気にしなければならないのは自分の意見を言えない子どもです。
意見を言えないと人間関係を形成する上で壁に直面するでしょう。
また、気持ちをため込んでしまいがちなので、大きなストレスにも繋がっていきます。
言いたいことが言えないということは、我慢をしていることがあるということですね。
性格の問題もありますが、育った環境が関わっているということも大いに考えられます。
気持ちを表現することは、本来言葉を発する前からしているはずです。
泣くことも気持ちの表現方法の1つですね。
しかしそれがどんどん表現しなくなってきてしまうというのはどういうことなんでしょうか?
育ってきた環境の中で気持ちを言える環境であればいいのですが、そうでないことが最近の家庭では多いのが現状です。
親の目線から見て、ダメと感じたことは「こら!!ダメ!!」となんでも抑制してしまっていませんか?
もちろんそれはしつけとして大切なことかもしれませんが、全て抑制されていてはしつけの域から超えている可能性があります。
自分の気持ちを理解してもらえずに全て抑制されていると、子どもは感じてしまいます。
そんな中で意見を言ってもどうせ叶わないと思ってしまうのです。
これは1人っ子の家庭に多いのですが、小さなころからその子が言おうとしたことを周りの大人がすべて言葉にしてしまっている環境のことです。
ある程度は気持ちを表現するお手本となりますが、度を過ぎると自分で話さなくても誰かが何とかしてくれると思ってしまうのです。
これが日常になると、自分の気持ちをどのように表現したらいいのわからずに黙ってしまうのです。
対策としては、気持ちを表現する機会を頻繁にあたえてあげることです。
「あなたの気持ちを聞きたい」という受け身の姿勢で関わることによって少しずつ改善されていきます。
他に、日常の会話も大切にしましょう。
その日の出来事を誰かに話すというのは気持ちの表現の訓練になります。
そのことで自然と人との関係も作ることができます。
話すことを習慣づければ会話力も身についていきますね。
子どものことを思ってしてきた関わりが子どもの負担になっているのだとしたら一刻も早く改善する必要がありますね。
お母さん方が悪いわけではありません。
自分を責めないでくださいね。
今からでも遅くはありません。
お子さんが気持ちを自由に表現できるように、受容的な関わりを心掛けてみてくださいね。