レゴのような組立ブロックは、自分がイメージするものを、試行錯誤しながら自由に形にしていけるところが魅力的です。
小さなお子様だと、カラー(色)による刺激、ブロック同士がぶつかり合う際の音、ブロックを積み上げたりくっ付けたりする際に指の動きなどといった刺激が脳の発育を促すのです。
自分でオリジナルの何かを作る際には、構造、強度、形など考えるポイントはたくさんあります。もっと複雑なものを作ろうとすれば、大人でもなかなかハードルの高い仕掛けが必要になります。可動範囲を考えた空間の取り方や強度など、色々な方向から考えて進めないと完成しません。
レゴでもバラバラのパーツがあるだけの状態の場合と完成させるべき物があるレゴの場合では、培われる能力は変わってくると思います。
前者の場合、自分が思い描いた物を自由に作ることができるため、想像力や空間認識能力が養われます。また後者の場は、説明書やマニュアル通りに作っていくわけですから、読解力や理解力が養われます。
レゴには、「ブロック=おもちゃ」で終わらせてしまうには勿体無い程の可能性と発展性があるのです。
筆者の小学2年生の息子も、レゴ依存症かと思うほどの「レゴおたく(?)」です。最近では、LEGOを使ってipadでコマ撮り動画を作っているので、レゴを始めたら何時間も止まりません。しかし、彼の空間把握能力と図形認識力は、親の私から見ても、驚くほどにすごいものがあります。やはり、教科では断トツに「算数」が強いです。
完成をイメージして組み立ての方法をあれこれ工夫するので、料理や工作などの手際も良くなりますし、将来的には、プログラミングや仕事の進め方なども上手になるかも知れませんね。