子育てしていると、子供に対してイラっとしたことがありませんか?特に子供に無視されたなんて経験がありませんか?
「こんなに愛情いっぱいに育ててきているのになんで!!」と悲しくなってきますよね。でも子供はただ親が憎くて無視をしているんではないんですよ。子供の心境を理解すると怒る感情ではなくなってくるかもしれません。
ではそんな無視をするときの子供の心境をご説明しましょう。
どうして子供は時に親の言うことを無視してしまうのでしょうか?それは子供の大人に対する反抗です。子供は親に強くコントロールされそう感じたときに無視をするのです。
具体的な例としては、何か子供がすることに対して理由も聞かずに「だめ!!」といったり、子供のいうことに対してあまり聞かずに「だめ!!」とかいってしまい、コントロールすることがあるでしょう。こんな時の防御法として「無視をする」という方法になってしまっているのです。
でも子供は初めから「無視をする」という方法を知りません。それなのにこんな行動をとってしまうのは、やはり経験があるからです。近くで誰かが「無視をする」ことによって思いがかなえられたことがあるのでしょう。それをお手本のしてしまうのです。
始めは大人にコントロールされているなんて思わないのですが、自分の気持ちが遂げられないことが多くなるとだんだんと「大人のせい」と感じてしまうのです。本当は子供のために制止しているのですが、子供にはそんな気持ちが伝わっていないことの方が多いのです。
この勘違いがずっと続くと、関係はだんだんと冷え切ってきます。ひどい段階になると「今日は学校でどんなことをしたの?」と聞いても完全に無視をするようになるのです。それは、単純な質問に対してまた何か嫌なことを言われるのではないかという子供の憶測からなのです。
子供でも1人に人間であるということを認識する必要があります。認めているつもりでも行動がともなっていない時がありますので、もう一度振り返ってみてください。
子供に理由をいっても理解できないから言わずに「駄目!!」という言葉で済ませていませんか?どんなに小さくても理解できないと思っても伝えてあげることが大切なのです。頭ごなしに抑え込むのでは、本当の意味での「子育て」とは言えないでしょう。
子供の行動には子供なりの理由があります。まずはそこを聞いてあげてください。もし子供がうまく話せない年齢であれば「こんな気持ちだったのね。」と代弁してあげてください。それから大人としての意見を伝えてあげましょう。
こんなことをしても無視をするかもしれません。しかし、このことを続ければ心のなかでは親の気持ちを理解しているので次第に気持ちを言うようになります。子供がどんな回避方法を示しても、気持ちを聞き伝えることが一番大切ということですね。
「親を無視するなんてどういうこと?!」と嘆いているお母さんやお父さんは沢山います。でも子供のそんな時の気持ちをしっかり理解すれば、苛立つ気持ちも少しは和らぐはずです。
気持ちを聞き、伝えることを忘れずに子供と真剣に向き合ってほしいと思います。子供は親を見ていますよ。真剣な気持ちを言葉にして伝えれば必ず伝わりますよ。
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