「玩具を使ったオリエンテーリング」とは、どんな内容だと思いますか?
子供が 玩具(おもちゃ)に触れて「面白い!」と玩具に興味を持ち、新しい遊びの発見につながるかもしれないゲーム的な活動です。
使う道具は、知的で好奇心を満足させてくれる、3種類の玩具。
伸びたり縮んだり、回転したり磁石で形が変形したり、多分にアート的要素を持つ玩具たちです。
まず初めに、そんな「玩具を使ったオリエンテーリング」で活躍する「スフィアボール」についてご紹介させていただきます。
スフィアボールの生みの親は、ニューヨーク在住のチャック・ホバーマンです。建築から玩具まで幅広くデザインするデザイナーで、スフィアボールは彼がデザインし生み出した、変化する作品の一つ、創造的で革新的な玩具です。
※チャック・ホバーマン氏は、2002年のソルトレイクシティ五輪の構造物デザインの経歴があります。
Aミニスフィアボール 直径12.5㎝ → 直径27.5㎝
Bスフィアボールラージ 直径25㎝ → 直径75㎝
Cメガスフィア 直径41㎝ → 直径137㎝の3種類からあります。
※素材は、ABS・PP(プラスチック)で、サイズが大きくなるほど多色になります。
スフィアボールは、総体多面体と言われる、立法体と八面体を合わせた独特な形をしていて、力を入れると伸縮したり開いたりして形を変えます。
空中へ放り投げると開いて、手のひらに落ちて元のサイズに戻ります。
スフィアボールは反射神経と動体視力を養います。
特にメガスフィアの場合、小さな子供が中に入れるくらい大きいので、子供が玩具の中に入り身体を伸ばして遊ぶ感覚は、遊びにインスピレーションを感じ、新しい遊び方を学ぶツールになるかもしれません。(中に入ったまま、転がして遊ぶのも運動になりそうです)
他には、スフィアボールを天井から吊るして、動力モーターを使って、開いたり閉じたりすると、綺麗なお花が咲いたりすぼんだりするように見えるので、アート的なインテリアとしても楽しめるのではないでしょうか。
子供の形に対するイメージトレーニングにも役立つ、遊具と一体性をビジュアル化したスフィアボールは、遊びに対して、ひょっとすると伸び伸びしたリラックス効果を与えてくれるかもしれませんね。
スフィアボールで遊べば、自然現象(伸縮や形の変化)に対する洞察力が身に着くかもしれません。
そんな創造的な玩具を使ったオリエンテーリング・ゲームを考えるのは、遊びから科学やアートの世界へ子供たちが手を伸ばせる、のぞくことの出来る手段として、楽しいリクリェーションになるのではないでしょうか。
アートや科学の分野へ、子供たちが関心を持てるきっかけになるかもしれません。
スフィアボールは動作の特徴から見ても、遊び・学びに多面性を持つ玩具です。
子供たちが考えながら、玩具について楽しく知識を深められるイベントにも適しているかもしれません。
今回は「玩具を使ったオリエンテーリング」で使える、運動しながら想像力が身につく可能性を持つ「スフィアボール(アートトイ)」について、お伝えさせていただきました。
そんな玩具の続編として、次に「玩具を使ったオリエンテーリング」ヘリコーン プレイブルアートについて、ご紹介したいと思います。
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