知育施設専門の子供の保育園とは

知育施設専門の子供の保育園とは

最近、様々な方面に特化した保育園が誕生しています。
幼児ともなると習い事など、どんなことをさせようかと考える方も多いでしょう。

知育特化型の保育園や運動能力、英語などなにかに特化した保育園に編入を希望される方も少なくありません。
様々なカリキュラムのものがありますが、今回は私が知っている知育特化型の保育園をご紹介したいと思います。

『知育特化型保育園とは』

地区特化型やスポーツの特化型などをうたった保育園が多くなってきました。
そこでは厳しい特訓のなかでその特化した園の特色を習得できます。

もちろん以前からあるふつうの保育園でも、学べることは多いですがそれは主に人間関係からのものです。
それに比べて知育特化型の保育園はその特化した分野を学ぶことができます。
しかもそれが毎日のカリキュラムの中に組み込まれていますので、より自然な形で子どもの身に付くというわけです。

実際に私はそんな保育園に努めていました。
そこは「ピグマリオンメソッド」という教育方法を推進しているところで、0~5歳までの子どもが在園していました。

恥ずかしながら私はここで働くまでこのメソッドを知りませんでした。

でもその内容を知るたびに理にかなったものだと感じました。
子どもも嫌がることなく、0歳の子どもから取り組むことができていました。
早い段階で知識を身につけた子どもは自信に満ち溢れた表情を浮かべていました。

『ピグマリオンメソッドとは』

皆さんはピグマリオンメソッドをご存じですか?お受験などを考えておられる方はご存じかもしれませんね。

ピグマリオンの教育方法とは、「心と知性の両方を創り上げる」とうたっている通り、知識だけでなく心の育成にも力を入れています。

ですからこのメソッドは単なる学校教育の先取りやテスト対策ではありません。
「人間として」必ず身に着けておかなければいけない、心と能力を育てる「人間教育」を目指しているのです。

幼児期の教育というには、他の時期の教育以上に重要な意味があります。
「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、この時期がとても大切です。
人間は完全な形ではうまれてきません。

生まれてから出会う沢山の刺激や環境、人間関係の中から、自分が生きていくうえで必要な能力と心を身に着けていくのです。

脳の90%が出来上がるといわれる幼児期に、正しい内容と正しい方法で一生役立つ思考の基礎が育つようにカリキュラムが組まれています。

0歳からカリキュラムがくまれていますが、内容としては身体の発達がメインです。
身体を自分の思いのままに動かせることがのちの勉学におおきく関わってきます。

ですから、保育士と1対1で、様々な運動をします。そこで腹筋が鍛えられたり指先の運動であったりと効果は様々です。

1歳のカリキュラムは0歳の運動に加え、図形の認識やはさみなどがはいってきます。
名称を正しく覚えることも大切です。
そのため子どもたちは、「○」を「まる」と呼ぶのではなく「円」と呼ぶようになります。
図形の認識が全ての教育のはじまりといえるので、1歳からこのようなものを取り入れています。

2歳からはプリントを用いて学習していきます。
その中には、もちろん図形もありますし、大人が頭をかかえるややこしい問題も沢山でてきます。

でも子どもたちは日々の積み重ねがあるのでそれらをスイスイ解いてしまうのです。

もちろん個人差はありますので、進むスピードはそれぞれですが少人数でおしえるのでその子のあった無理のすくない状態で収得していくのです。

『知育特化型のメリット、デメリット』

知育特化型のメリットとしてまずは、時間の問題です。
例えば私の知っている保育園で見てみましょう。

その保育園はピグマリオンに加え、水泳に通わせたり、体育をしたりしていました。
つまり、保育園以外で習い事をする必要がすくないのです。それ以外の習い事も基本的には送り迎えを保育士がしていました。

次に金銭面です。
ピグマリオンには段階があるもののスーパーピグマリオンと呼ばれるハイクラスのところは1か月4回の授業で40000円かかります。

水泳も受講料が必要です。
それらを考えてみるとものすごい金額になります。
それが、保育園に支払う料金でおさまるのであればいいですようね。

最後に受験対策です。
そのようなことを毎日学ぶわけですから、自然と身に付きますし保育園も受験対策をしてくれますのでお受験対策としてどこかに通う必要もなくなるというわけです。

デメリットとしては、従来からあるふつうの保育園に比べて、遊ぶ時間が削られるという点です。
保育園にいる時間は同じなわけですから、ピグマリオンをする分時間が削られるのは道理ですよね。

ただ、勘違いしないでいただきたいのは、全く遊ぶ時間がないわけではないということです。

ピグマリオンは1日20分程度ときめられています。
子どもの集中力により長くなることもありますが、基本的には生活面も大切に遊びも重視しています。

まとめ

いかがでしたか?
今回は私の知っている保育園についてお話しましたが、もちろんこれが全てではありません。

インターネットなどで「特化型保育園」と調べるだけで無数の保育園がヒットします。
大切なことはその特化している内容がお子さんの将来にどう影響するかですよね。
選ばれる際は充分に調べて、内容を見極めて選んでください。

Posted in: 幼児/子供育成