出典: http://nohanaco.jp/articles/pJ7Cy

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例えば不思議な世界観を表現しているアニメ映画(千と千尋の神隠しなど)の、繊細に描写されている和・洋・中の背景について、深く調べてみたいと思いたった時には、世界の神々だけでなく、その時代の国々の生活様式や文化を魅力的に展示している、国立民族学博物館(大阪)へのお出掛けをおススメします。

子供の社会見学にもなる生活の知識や情報を学べる施設です。

世界の文化を集めた、国立民族学博物館で見聞した事を参考に、民ぱく(国立民族博物館の略称)子供マップなどの作成や、子供が興味を持ったジャンルについて、アンケートを作るのも、面白いのではないでしょうか。

子供たちが選んだテーマが、今後、勉強に役立つ可能性も出てくるかもしれません。

事前に民ぱくの展示の構成を確認して、調査プランを立てておくと、企画もスムーズに進行すると思います。

単なるレポートを作るのではなく、探検家になった気分で、世界に一つしかない自分なりの博物館マップを楽しく、面白く作成する事は子供たちにも、文化的な刺激になるのではないでしょうか。

■国立民族学博物館の立地環境について

2015年11月に大阪吹田にある万博記念公園内に、大型複合施設「エキスポシティ」が誕生しました。

新たに大人から子供まで楽しめる体験型の水族館「ニフレル」(ネーミングは~に触れるという意味を持ちます)や、体験型の教育施設の他、自然体感型エンターテインメント施設など、今までの文化センターと商業施設の複合体の新しい都市モデルとして話題沸騰中ですが、長い人類の歴史文化を総合的に学べる国立民族学博物館に、一度は足を運んでガラス越しの展示ではない、歴史物の臨場感を肌で感じて欲しいと思います。

■民ぱく探検、子供マップの作り方について

2階の展示場を地域展示のルート(オセアニアから東回りに南ブロック→中央ブロック→北ブロックでラストに日本文化)で進んで、各エリアで強い印象を受けた展示物を選んで、選んだ物をイラスト化して、説明を記入する。(例えば、そのエリアで採掘される鉱石などの紹介を入れても良いかと思います。)

※2階の無料ゾーンにある「探究ひろば」で、知りたい事を調べて身近に感じる3つのコーナーで、研究や展示物をリサーチできますので、大いに活用しましょう!

■アンケートの作り方

子供たちが不思議に思った事・質問したい事・疑問に思った事などを盛り込んだオリジナルのアンケート作りは、文章を作る練習にもなると思います。

なかなか根気のいる作業ですから、なぞなぞの問いを作る感覚で、作成するのも楽しいかもしれません。

「アンケートの内容、例」

1.民ぱくの展示を見て、今後、旅行してみたいと思った国を教えて下さい。

2.石造りの家と木造の家の良い所と悪い所はどこだと思いますか?

3.日本古来の神様(八百万の神々)と外国の神様の違いについて、感じた事を教えてください。

4.着物と洋服の歴史は、どちらが長いと思いますか?

5.アイヌ文化の特徴について(発祥の地:北海道)知っていることを教えてください。

6.文化遺産になった日本食で、外人さんに一番人気があるのは、何だと思いますか?
ect ・・・・・・・・など。

元気に学んで帰れる(エキスポシティも一見の価値は十分あります)世界の文化を集めた、国立民族学博物館で、夏休みの自由研究のアイデアを練るのも、楽しい思い出になるかもしれません。

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