子供用図鑑の作り方について!

子供用図鑑の作り方について!


子供用図鑑の作り方について!

子供たちが、外出先で好奇心から手に入れて持ち帰って来た品(道に落ちている廃品や生き物や鉱物、その他)を、自分のコレクションとして楽しむ事もあると思います。

そんな子供の集めたコレクションを参考にして、手作りの「子供用図鑑」(図鑑のテーマを取り上げた絵本の読み聞かせ付き)を親子で制作するのも楽しいのではないでしょうか。

子供がその時折に夢中になって集めた宝物が、これから先の勉強の課題としての自主研究の対象になるかもしれません。

様々なコレクションの色や形、温度や重さや匂いなどを、自主的に見て感じて調べる事が出来るようになるかもしれない、そんな手作り企画、「子供用図鑑(5~8才児対象)」の作り方についてご紹介したいと思います。

■「子供用図鑑」の作り方について

1.組み立て式の横長のBOXを制作する(縦列2段×横列5段=正方形のBOXを10個つなげても構いません)

2.横長のBOXが完成したら、下段中央(左右3番目)のBOKには、子供用図鑑のテーマ別に作った制作物のカタログ・設計図を収納する)

■「子供用図鑑」のテーマ決めと設計図を作る(選んだ素材が、紙・石・木の実の場合)

1.テーマ=紙についての作品は、折り紙で、やっこ→風車→だまし船(一つの作品で3つの形に応用できます)や、新聞紙で紙鉄砲や兜やサッカーボールなどの設計図をルーズリーフでファイリングする。

※紙にまつわる絵本=「紙の町のおはなし=クヴィエタ・パツォウスカー:作/いわさきちひろ:絵/結城昌子:訳/小学館:出版社」

2.テーマ=石についての作品は、河原で拾った石や遠浅の海岸で拾ったシーグラスなど(山や公園なども範囲に入れる)石の歴史や使い道について細かく調べ、ルーズリーフでファイリングする。

※石にまつわる絵本=「あたまにつまった石ころが=キャロル・オーティス・ハースト:作/ジェイムズ・スティーブンソン:絵/千葉茂樹:訳/光村教育図書:出版社」

3.テーマ=木の実や種について作品は、アルソミトラ・フタバガキ・ニワウルシ(飛ぶ種)の模型や木の実のおもちゃ(コマやヤジロベイなど)の設計図をルーズリーフでファイリングする。

※木の実にまつわる絵本=「いちょうの実=宮沢賢治:作/及川賢治:絵/三起商行(ミキハウス):出版社」

「子供用図鑑」のテーマと作品を徐々に増やし、ボックス展示のローテーションを変えていくのも、面白いかもしれません。

■まとめとして

子供の遊び方も時代と共に変わってきているようです。遊び道具の作り方も、今では既製品を改造したりする事も目立ってきて、(自分で何かを削ったりする、遊び道具を作る工作ナイフ指導も少なくなっているようです)人気のある知育玩具でさえ、簡単に入手できるようになりました。

自然の中から学んだ事(知恵や経験)を基礎にして創作する企画は、子供の心と記憶に残ると思います。

体験や経験を引き継ぐ親子教室のような手作りの「子供用図鑑」は、その一つの手段かもしれません。

引き続き親子のコミュニケーションを充実させてくれるのは、制作完成後の図鑑の素材をテーマにした絵本の読み聞かせではないでしょうか。

子供に参加して良かったと肌で感じてもらえる後押しになるかもしれません。そんな子供たちが喜ぶ、個性あふれる「子供用図鑑」の制作で嬉しい発見を見つけることができたら、言う事ありませんね!

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